笠間の陶炎祭(ひまつり)
茨城県笠間市・笠間芸術の森公園イベント広場
令和4年4月29日(金・昭和の日)~5月5日(木・こどもの日)
「笠間の陶炎祭(ひまつり)」は、毎年ゴールデンウィークに開催される人気イベント。個性的な焼き物の産地として知られる茨城県笠間市の野外公園にたくさんの人々と作品が集い、200を超えるブースが立ち並ぶ、スケールの大きな陶器の祭典です。
笠間の陶炎祭(ひまつり)とは
会場となるのは、笠間芸術の森公園イベント広場。会場一帯に200以上の陶芸家・窯元・地元販売店らが出店し、個性豊かな手作りブースと作品で来場者を出迎えます。カップや皿など食器類はもちろん、花器やオブジェ、アクセサリーなどの作品も並び、素敵な器や思わぬ掘り出し物と出会えるかも。会場マップを片手に気になるお店を巡るもよし、あえて計画を立てずにぶらぶら歩くもよし。疲れないよう歩きやすい靴で出かけ、広い会場に並ぶ各ブースを思い思いに覗いてください。
陶炎祭とあわせて笠間散策はいかが
茨城県笠間市は、焼き物の産地として関東でもっとも古い歴史を持つといわれています。この地で焼かれたやきものは「笠間焼」と呼ばれ、型にはまった製法がないことから、作家の個性がのびのびと発揮された多彩な作品や作風が楽しめるのが大きな特徴。たくさんの作家や窯元が集う陶炎祭では、その笠間焼の個性と多様性を存分に楽しむことができます。
また、焼き物の産地として長い歴史を持つ笠間市は、アートのまちとしても知られています。市内には茨城県陶芸美術館や笠間日動美術館をはじめ大小さまざまなギャラリーがあり、陶芸体験ができる工房、笠間焼の器で食事やお茶を楽しむことができるカフェも点在しています。日本三大稲荷のひとつである笠間稲荷神社では藤の花が見ごろを迎え、笠間つつじ公園では笠間つつじまつりも開催されます(4月16日〜5月9日)。陶炎祭を少し早めに切り上げて、市内散策や春の花巡りを楽しむのもおすすめです。
渋滞回避にシャトルバスがおすすめ
例年会場周辺は大変混雑し、周辺道路の渋滞が予想されます。会場へは電車やシャトルバス等の公共交通機関の利用をご検討ください。
車の場合は、会場から少し離れた臨時駐車場がおすすめ。陶炎祭期間中は笠間市内各所に臨時の駐車場が設置され、駐車場と会場を結ぶ臨時の周回バスも運行されます。なかでも、北山公園近くの大規模臨時駐車場は無料で利用でき、会場直行のシャトルバスも運行されるのでおすすめです(周回バス・シャトルバスの運賃は大人100円、子供50円)。
東京方面からお越しの方には、陶炎祭開催期間中、予約制で増便される秋葉原からの高速バス「関東焼き物ライナー」もあります。
会場も道路も混雑することを念頭において、時間と気持ちにゆとりを持って出かけましょう。
Information
第41回「笠間の陶炎祭(ひまつり)」
会場
笠間芸術の森公園イベント広場
茨城県笠間市笠間2345
開催日時
令和4年4月29日(金・昭和の日)~5月5日(木・こどもの日)
9:00〜17:00
入場料金
1日500円
アクセス
電車・バスで
JR常磐線友部駅、JR水戸線笠間駅より路線バス、観光周遊バス、臨時バス運行
車でのアクセス
東京方面から
常磐自動車道・岩間IC~国道355号線、水戸IC~国道50号線、北関東自動車道・友部IC~国道355号線
栃木・群馬方面から
北関東自動車道・笠間西IC
駐車場
笠間市内各地に臨時駐車場が開設されます
一緒におすすめ!近くの観光スポット
笠間芸術の森公園
(笠間市)
園内には茨城県陶芸美術館が併設され、笠間焼の体験ができるクラフトヒルズ・笠間工芸の丘、匠工房笠間(窯業指導所)が隣接している『笠間芸術の森公園』。ほかにも園内には野外コンサート広場や陶製のオブジェが設置されている「陶の杜」などがあります。なだらかな丘に広がる芝生を見下ろしながら、園内を散策してみてはいかがですか。
くわしく見る「陶芸体験」笠間工芸の丘
(笠間市)
笠間芸術の森公園内にある「笠間工芸の丘」は、ろくろ体験や手ひねり体験などさまざまな陶芸体験ができる施設。
体験工房では、ろくろや手ひねりのほか、登り窯体験や絵付け体験、シルバークレイを使ったアクセサリーづくりなどのクラフトアート体験も可能。本格的に学べる陶芸教室も開催されています。
茨城県陶芸美術館
(笠間市)
「伝統工芸と新しい造形美術」をテーマに、平成12年、誰もが気軽に立ち寄れる県立美術館として開館しました。国内外の優れた作品を鑑賞できる企画展や、茨城県ゆかりの文化勲章受章者 板谷波山・重要無形文化財保持者 松井康成のコレクション展、笠間焼の歴史や技法を紹介するコーナーなど、笠間焼・陶芸の魅力を広く発信しています。
くわしく見る笠間稲荷神社
(笠間市)
1350余年の歴史を誇り、日本三大稲荷の一つとされている「笠間稲荷神社」。江戸時代末期に建てられた御本殿は、彫刻が優れていることから、昭和63年に国の重要文化財に指定されています。御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。生命の根源を司る「いのち」の根の神として、農業、工業、商業、水産業などあらゆる殖産興業の守護神として、人々の生活すべてに御神徳を授けてくださる神様です。境内に生える二株の藤は、樹齢400年にも及ぶもので、八重の藤は、昭和42年に県の天然記念物に指定されています。
くわしく見る笠間つつじまつり
(笠間市)
昭和42年の市民によるつつじ一株運動によりはじまりました。園内には様々な品種のつつじが植えられており、最盛期には小高い山一面が燃えるように真っ赤に染まります。(開催時期は4月中旬~5月上旬)
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