牛久〜水戸〜笠間 日本遺産を巡る1泊2日モデルコース

牛久〜水戸〜笠間 日本遺産を巡る1泊2日モデルコース

牛久市、水戸市、笠間市…歴史と文化が成熟し、文化庁により「日本遺産」に認定されている茨城県内の施設を中心にめぐるコースです。見学だけではなくクラフト体験もでき、日本遺産をより身近に感じられること間違いなしです。

日本遺産とは

「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを、文化庁が認定するものです。2021年10月現在、茨城県内では以下の認定を受けています。

  • 偕楽園・弘道館 (近世日本の教育遺産群 -学ぶ心・礼節の本源- )
  • 笠間焼 (かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~)
  • 牛久シャトー (日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~)。

コース概要(1泊2日)

1日目

10:30 牛久シャトー 14:10 弘道館 15:30 偕楽園 18:00 水戸市内で夕食 21:30 水戸市内に宿泊

2日目

9:40 水戸市内ホテル発 10:30 笠間稲荷神社 13:00 笠間工芸の丘 クラフトヒルズKASAMA 15:30 春風萬里荘

1日目

圏央道「つくば牛久IC」より国道408号線経由 約15分

10:30牛久シャトー

牛久シャトーは、1903年に設立された日本初の本格的ワイン醸造場の建物群を今に残す施設です。日本ワイン史における重要な施設として、2007年11月 近代化産業遺産認定、2008年6月 国の重要文化財指定、2020年6月には日本遺産に認定されました。貴重な資料を展示した神谷傳兵衛記念館があるほか、ショップではワインやお土産も購入できます。

  • 住所:茨城県牛久市中央3-20-1
  • 電話:029-873-3151(代)
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11:30~13:00 牛久シャトー内レストランでランチ

牛久シャトー内にあるレストランでちょっと豪華なコースランチを。重厚感がありながらも明るさと温もりを感じることができる店内は、100年以上の歴史を誇る煉瓦造のワイン貯蔵庫を改装したものです。

圏央道「つくば牛久IC」〜つくばJCT〜常磐自動車道「水戸IC」より国道50号線経由 約1時間10分

14:10弘道館

藩校として全国一の規模を誇った弘道館は、現在の総合大学のような施設。2015年には、偕楽園と共に近世日本の教育遺産群として日本遺産に認定されました。幕末の志士に大きな影響を与え、明治維新の原動力になったともいわれる「水戸学」の拠点として知られています。
歴史的にも文化的にも貴重な建物でありながら、館内は一部施設を除き一般公開されており、静寂の中に漂う歴史の重みを感じながら見学することができます。

  • 住所:茨城県水戸市三の丸1-6-29
  • 電話:029-231-4725(弘道館事務所)
  • 備考:入館料:大人400円、小中学生200円、70歳以上200円
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「水戸学の道」を歩いてみよう

弘道館の目の前にある大手門は、水戸徳川家の居城だった水戸城の正門。明治期に解体されましたが、およそ1世紀の時を経て2020年に復元工事が完了しました。水戸城跡をとりまくこのあたり一帯には歴史ある建物や学校も多く、「水戸学の道」と呼ばれています。日本の魁と称された水戸学の精神を感じながら、散策を楽しんでください。

一般道で約10分

15:30偕楽園

日本三名園のひとつで、千波湖を望む景勝地に設けられた庭園。起伏にとんだ地形には梅林や杉林、竹林が配されています。梅の名所として知られていますが、春の桜、初夏のつつじ、秋の萩、初冬の二季咲桜と、四季折々に咲く花々が来園者の心を和ませてくれます。
広大な園内には見どころも多く、3階の楽寿楼からの眺望も素晴らしい好文亭、幽玄の世界を感じることのできる孟宗竹林、清廉な水がたゆまなく沸く吐玉泉など、のんびり散策をお楽しみください。

  • 住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3
  • 電話:029-244-5454(偕楽園公園センター)
  • 備考:入園料:大人300円、小人150円、満70歳以上150円(観梅期間を除き、茨城県民は無料)
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一般道で水戸市内の宿泊施設へ

18:00水戸市内で夕食

弘道館と偕楽園の文化と自然を味わったら、今日のホテルへチェックイン。荷物を置いたら、いばらき自慢の常陸秋そばと地酒を楽しむ夕食はいかが。関東一の酒蔵数を誇るいばらきの地酒。水戸市近隣にもいくつかの蔵元があるので、ぜひ飲み比べで味わってみてください♪そしてほろ酔い気分の〆には茨城の蕎麦!蔵元が営む「酒+蕎麦 な嘉屋」をはじめ、「手打ちそばにのまえ」「蕎麦処みかわ」など、市内には蕎麦と日本酒を堪能出来るお店が点在しています。

21:30水戸市内に宿泊

 

2日目

 

9:40宿泊施設を出発

国道50号線経由で約50分

10:30笠間稲荷神社

1350余年の歴史を誇り、日本三大稲荷の一つとされている「笠間稲荷神社」。江戸時代末期に建てられた御本殿は、彫刻が優れていることから、昭和63年に国の重要文化財に指定されています。御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。生命の根源を司る「いのち」の根の神として、農業、工業、商業、水産業などあらゆる殖産興業の守護神として、人々の生活すべてに御神徳を授けてくださる神様です。境内に生える二株の藤は、樹齢400年にも及ぶもので、八重の藤は、昭和42年に県の天然記念物に指定されています。

  • 住所:茨城県笠間市笠間1番地
  • 電話:0296-73-0001
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門前通りで食べ歩き(ランチ)

一般道で約10分

13:00笠間工芸の丘 クラフトヒルズKASAMA

江戸時代から続く関東屈指の窯業地である笠間市。兄弟産地である栃木県益子町と共に「かさましこ」として2020年に日本遺産に認定されました。笠間市内にはたくさんの窯元が軒を連ねていて、随所で陶芸体験を受け付けています。「笠間工芸の丘 クラフトヒルズKASAMA」でも陶芸・クラフト体験が可能。ろくろを使った本格的な陶芸体験にチャレンジしてみましょう。

  • 住所:茨城県笠間市笠間2388-1
  • 電話:0296-70-1313
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一般道で約10分

15:30春風萬里荘

陶芸や書道など、多方面で才能を発揮した芸術家・北大路魯山人の鎌倉の住居を笠間の地に昭和40年に移築。内部には、自らが設計した茶室など、魯山人の美意識が随所にみられます。

  • 住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村
  • 電話:0296-72-0958
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国道50号線経由常磐自動車道「水戸IC」まで約25分

ゴール