大山守大塲家郷士屋敷

おおやまもりおおばけごうしやしき

鹿行

行方市

400年の時を超え人々の息吹を今に残す

中世の山城・玉造城を背にする位置に建つ伝統的な茅葺住宅。 大場家第三代清左衛門正治の時に、初代水戸藩主・徳川頼房の領内巡視の際の宿泊所として、また水戸藩南部の藩政事務所として、寛文期(1661~72)に建てられました。
平成16年から20年にかけて5ヵ年計画により大規模な解体修理が行なわれ、幕末期の大山守大場家郷士屋敷に復元されました。
建物は農家造りの居住・役宅部と数奇屋風の格調高い御殿部(御殿・次の間・玄関・式台など藩主の御旅館として使用)があり、長屋門を構えた屋敷となっています。
大場家郷士屋敷は、霞ヶ浦・行方地域の政治・経済・文化活動の拠点として、その歴史を今に語り続けています。

まるわかり情報

明治初期に建てられ平成24年に展示用に改装されました。大場家所蔵の古文書や掛け軸などを展示しています。

門の前の道路は、江戸時代、水戸へ向かう街道でした。藩主来訪の時と元旦以外は、開かれたことがないため、「開かずの門」と言われています。

土間内部にはかまどがあり、現在でも茅葺屋根や家屋の防虫、防腐のため、時おり、落ち葉等を焚いています。水戸藩の大山守としての様々な行政事務を行うための事務所として使用されていました。

Information

最終更新日時は2019年01月16日です。
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