名物料理飲食店セレクション(2021年度実施)
茨城県の名物料理を提供している飲食店の中から、本県観光の際にぜひ楽しんでいただきたい飲食店として、「茨城フードセレクション審査会」により蕎麦の提供店5店舗が選定されました。
慈久庵
大地の恵みを味わう 心に染みる古式蕎麦
竜神大吊橋へと続く坂道の途中にある、行列の絶えない名店中の名店。茨城の郷土料理を独自の調理技術によって極めた「郷土料理・古式けんちん蕎麦」がメインの郷土料理セットは予約可能な唯一のメニュー。蕎麦に十種の野菜の旨みが溶け込むつけ汁が合わされば、その優しい味わいに思わず頬が緩む。鴨つけ蕎麦、長葱つけ蕎麦も絶品。
仁べえ
流浪の名人打つ、唯一無二の「水腰蕎麦」
都内をはじめ、静岡や群馬で数々の店を立ち上げ、ミシュランの星を獲得したこともある店主の石井さんが打つ蕎麦は、十割なのに極細切りという「水腰蕎麦」。きりっとした歯ごたえも良く、噛めば蕎麦の香りがふっと鼻に抜ける、気品を感じる一杯。和三盆や4種の出汁などを使ったこだわりのつゆが蕎麦の味を引き立てる。
手打百藝 泰然
名店の味を受け継ぐ 三種の蕎麦を堪能
長野県の名店の味を受け継ぐ、古民家を改装した建物が特徴的な笠間の人気店。名物は発芽させた蕎麦の実で打つ「発芽蕎麦」。独特の甘みと食感がクセになる一枚だ。実の芯の部分を使った「更科」と、鬼殻がついたまま挽いた「田舎」の三種の食べ比べが楽しめる。地元産まいたけなどの天ぷらもオススメ。
そば切り一兵衛
切れ味バツグンの 「三たて」蕎麦に舌鼓
笠間工芸の丘に隣接する、売り切れ御免の行列店。「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の三たて蕎麦にこだわる店主・鈴木さんの作る蕎麦はボリュームも満点。歯ごたえがあってシャープな印象の蕎麦は「せいろ」「田舎」と10食限定の「白雪」の3種から選べる。辛口で江戸前のつゆは、コシがあってのど越しのよい蕎麦によく合う。
木挽庵
店主の人柄がにじむ しみじみ旨い蕎麦
全国の名店を食べ歩き、独自の研究を重ねたという店主の大高さん。彼の打つ蕎麦はのど越し、歯ごたえ、香りの全てが絶妙に調和している。細切りの「せいろ」と、粗挽きでやや幅のある「田舎」が同時に味わえる「二種盛り」は、わさびと辛子大根の薬味で味わいの変化も楽しんでほしい。旬の地野菜のかき揚げもおすすめ。
選定方法
日本ガストロノミー協会理事・ファウンダー(グルメ雑誌編集長、料理家、食ジャーナリスト等)、株式会社リクルート(旅行専門誌「じゃらん」食担当、ご当地グルメ開発プロデューサー等)の食のプロフェッショナルで構成した「茨城フードセレクション審査会」において、「食べログ」及び「じゃらんご当地グルメ」に掲載されている県内飲食店(約15,000店)の調査を実施。絞り込まれた各20店舗の覆面実食審査を実施し、料理の味や独自性、食材・調理法へのこだわり等の観点で総合的に判断し「茨城至宝のレストラン」「名物料理飲食店セレクション」を選定しました。